仏教が日本に入ってきて約1500年。寺院は地域のコミュニティセンターの役割を担ってきました。
機能としては「学び」と「癒し」と「楽しみ」の3つがありました。
今、その寺院が大きく変わってきています。まず寺院数の減少、そして寺院に足を運ばなくなってきています。
高齢者たちが集う場が、地方を中心になくなってきているわけで、それが孤独死などの社会問題を生んでいます。
寺院の機能が低下するなか、3つの機能の受け皿として注目されているのが葬祭会館です。
葬儀を執り行ってもらえればそれで終わりというのではなく、ビフォーアフターのサービスへの模索が始まっています。
ビフォーでは、グランドカルチャーを実施することで学んでもらう。アフターでは癒しとしてグリーフケアや法要などを実施しています。
それが老後をより「楽しむ」ために必要なことではないでしょうか。今、葬祭会館の新しい形がスタートしています。