お隣さんいらっしゃい

高齢社会に必要なものは地域活動。そのきっかけづくりとして生まれたのが「お隣さん いらっしゃい」。交流の新しい場として注目されています。

年を取るにつれて一人でできることが限られてきます。超高齢社会で災害が発生した時、社会的弱者のお年寄りをどれだけ守れるかは、被害を少なくする重要な要素の一つです。それには地域力にかかる比重も大きく、地域コミュニティの確立によって住民のつながりを強めることが肝要です。住民の絆の強化のために2014年11月から隣人祭りのミニ版として、地域の市民センターや公民館などで開催しているのが「お隣さん いらっしゃい」のイベントです。
中身は地元の人々の要望を聞き、地域密着型に仕立て、集まった地域の皆さんが交流しやすい雰囲気づくりをします。地域の芸自慢の方々の実演に、多彩なアマチュア芸人を組み合わせるなど、多くの参加者が「楽しく、ためになり、またやってほしい」と思える内容を目指しています。隣人祭りの精神に従い、すべて無料で参加自由。企画・運営をするサンレーが、出演する芸人への謝礼なども負担しています。
「お隣さん いらっしゃい」は毎年10回ほど行っており、地域の方々からは「伝統ある祭りもなくなる中で、地域交流イベントを開催してもらうのはありがたい」などの声もいただいています。