「修活」で重要になってくるのが、お金の問題です。平均寿命が男女共に80歳を超えた今、仮に65歳で仕事をやめて定期収入がなくなったとすると、15年間以上は生活費が必要になります。
老齢基礎年金は満額で約78万円(2019年厚生労働省)で、原則として65歳以降に終身で受け取ることができます。ただし納付期間が少ないとその分、受け取る金額も少なくなります。もし保険料の滞納がある方は、60歳以前に払っておくことをお勧めします。滞納なら直近の2年間、免除なら10年間は支払うことができます。
他にも厚生年金などに加入していた方は、国民年金と合わせて受け取ることができます。また年金型の生命保険などに加入している方はさらに上乗せになります。
老後のお金は個人によって差がありますが、基本的な考え方は、収入に合わせて残りの人生を設計することです。
命には限りがあります。その有限の時間の中で、お金を考えることが大切になります。