自分史をプラス

気軽な気持ちでまずは「書く」

「エンディングノートの存在は知っているが、まだ書いていない」「いずれは書こうと思っている」「買ってはみたが、どこかに放置したまま」という方が多いのではないでしょうか。エンディングノートの存在を知っているが実際に書いた人は1.3%、というデータもあるくらいです。まだまだ活用されているというレベルではありません。
始めるための5箇条をご紹介しましょう。
【エンディングノートの書き方
①全項目を埋める必要はない
②ポイントを絞る
③定期的に見直す・書き直す
④細かなことより希望を書き記す
⑤備忘録だと思って、気軽に書く

こうしたものに、さらに項目を増やしたものが「エンディングノートと自分史のコラボレーション」です。
たとえば、次のような項目です。
「自分の人生を振り返る」
エンディングノートによっては、こうした項目がある場合もありますが、人生の後半戦とでもいうべき老後をいかに生きようか、と考えた時には、自分の人生を振り返ってみる作業はとても大切なことではないでしょうか。
家族や友人への感謝の気持ちが自然にわいてくるものです。ご家族や友人へのメッセージを残されてもいいと思います。
これからのエンディングノートに加えたいのが、次のような項目です。
「これからの人生を見据える」
まさに人生をいかに修めるか――そのための決意を書き込みます。決意といっても大げさなことではなく、「死ぬまでにやっておきたいこと」など、気軽で、思いつきのような内容でも全くかまいません。