ホーム > 感動のエピソード一覧
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最後のクリスマス
とても寒かったクリスマスの葬儀の話です。亡くなったのは、まだ小さな八歳の女の子でした。 その子は生まれた時から重い障害を抱えており、医者からは、「おそらく一年以上生きることは難しいだろう」と言わ...
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白い百合のお母さん
私が入社して、一年ほど経った頃のお話です。 私は仕事に対して、このまま今の仕事を続けていったほうがいいのか、それとも辞めようか、とそんな迷いががあった時期でした。 そんなとき一件の...
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手書きの遺影
遺影写真選びは、遺族の方々にとって、とても大変な仕事です。 個人らしいものを選びたい、闘病生活が長い故人なら、元気だったころの写真にしてあげたい、となかなか決められません。しかも、限られた時間...
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初孫
二年前の話です。故人は60歳の男性でした。 通夜当日に棺を式場に移すために、自宅へうかがった際のことです。 自宅での最後の出棺の準備をしている際に、ご家族とご親戚の方が話をされているの...
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魚屋の大将
ある年の夕暮れどき、お客様のご自宅から通夜会場へ、私が霊柩車を運転したときのことです。 故人の棺を乗せた霊柩車には、奥様がご乗車されました。 途中、社内で奥様が私に「主人の店に寄り道してもらえます...
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二度目のお通夜
長期入院をされていた末の、ご主人の葬儀でした。 長い間の入院生活を送られていたご主人を支え続け、看病・介護をされていた奥様が喪主を務められました。 打合せからお通夜まで、喪主の奥様は本当に大変でし...
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「ありがとう」の手紙
あれはちょうど1年ほど前のお葬式でした。故人はまだまだ働き盛りの男性で、奥様と3人のお子さんの5人家族でした。 私は最初の打ち合わせに立ち会うことができず、後日引き継ぐかたちでの担当でした。初めて...
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ランドセル
私が駆け出しの新人だった15年前の4月、6歳の男の子の葬儀を担当しました。幼稚園を卒園して春休み半ばの3月下旬、4月からピカピカの1年生になるはずだった、友達と元気良く外で遊んでいた男の子は、その夜、急に...